名倉誠人後援会 ISGM. Japan へのお誘い

   ISGM (The International Supporting Group for Makoto). Japan は、マリンバ奏者・名倉誠人の演奏活動を応援し、それを通して文化振興に寄与しようと、1998年に発足しました。

  名倉誠人は、1995年にニューヨーク・デビューをしてから、演奏活動30年を迎えます。演奏家としてのキャリアを、新たな音楽の創造と共に歩んでおり、今までに我々の時代をリードする多くの作曲家に新作を委嘱し、50曲を超える作品が産声を上げています。

  ですが、マリンバはクラシック音楽の世界での歴史がまだ浅いため、この楽器のために書かれた作品の数は、本当に限られています。ピアノや弦楽器などに膨大な数の作品が遺されていることと比べれば、ほんの僅かでしかありません。

  この楽器の未来のためには、優れた作曲家と共に、名作をもっと多く生み出し、多くの演奏家によって、皆さんへ音楽が届けられることが大切です。あなたのご支援が「次世代への音楽財産の創造」に繋がります。名倉誠人の夢に、お力添えをお願いいたします。

名倉誠人より皆様へのメッセージ 

ソロ・マリンバ奏者として叶えてきた夢と、これからの夢 

 30年前の2月、ニューヨークでのデビュー・リサイタルから、アメリカでの演奏活動が始まりました。あの舞台の上では、その場で演奏する感激だけに満たされ、その後自分に何が起こるのか、何も期待していなかったことを覚えています。その後、演奏家として活動を続ける中で、デビュー時には恐る恐る夢見ていたことが、次第に現実となっていきました。 

 その一つがCDの制作です。私の新しいCDが発売された時、マンハッタンのあるCD店に行ってみると、そこに、デビュー盤と共に、今回のCDも積まれているのを見て、感涙しそうになりました。ニューヨークに来る前には、ぼんやりとした夢でしかなかったことだったのに。 

 初演してきた、数々の新しい作品もそうです。自分から何かをしようと思わなければ、夢見なければ、それらの作品は生まれませんでした。それらの作品の中には、作曲家と演奏家の理想や、実現したい夢が詰まっています。これからは、それらの作品が、他の演奏者によっても演奏され、彼らの理想とするものを写す鏡にもなるでしょう。自分たちの蒔いた種が、世界の色々な場所で、色々な人たちによって、色々な花を咲かせるようになるとは、何と素晴らしいことでしょうか。 

 

新作の委嘱・初演活動は、新しい音の世界を創造し、

次世代への音楽財産にしていくこと 

 30年の演奏活動を通して、私が常に追求してきたのは、マリンバで音楽の可能性をどれだけ示せるか、ということす。その目的のために、多くの才能豊かな作曲家たちと、新しい作品を創り、マリンバの表現力の可能性を開拓してきました。

  私にとって、新作を委嘱することは、とても楽しく、ワクワクするような経験なのです。多くの方から「マリンバ奏者になって一番良かったことは何ですか?」とたずねられます。私の答えは、「現代の作曲家と一緒に新しい音楽を創っていけることです。」

  「これぞ」と思う作曲家と出会って、新作を生み出していくことほど、興奮する経験はありません。作曲を始める前には、必ず、私の演奏をその作曲家に聴いてもらい、私がどんな奏者なのか、そして、マリンバという楽器でどんなことが可能なのかを説明します。作曲の過程でも、私から修整や提案をし、それらを取り入れながら、作品が完成していきます。

  このように、作曲家の持つ世界と、私の世界が融け合って、何も無い所から、新しい音の世界が創り出されることは、私の誇りです。現代の音楽は、一言ではくくれないほど多くの様相を呈しており、私の出会っていない世界も多くあるはずです。これからも、色々な世界を持つ様々な作品を生み出していくこと、これが、マリンバ奏者、そして音楽家としての一番の喜びです。 

 

マリンバのために、もっと多くの名作が必要です 

 私のこの短い人生の中でも、マリンバ曲の流行りすたりを何度も見て来ました。短い期間しばしば取り上げられても、すぐに忘れられてしまう曲が何と多いことか。この楽器の未来のためには、優れた作曲家と共に、名作をもっと多く生み出していく必要があることを痛感させられます。しかしながら、その仕事は、一つや二つの世代で達成できるものではありません。だから私達は、将来の世代に期待をしながら、厳しい現実に立ち向かい続けるのです。

ISGM

名倉誠人後援会 ISGM. Japan

  ISGM (The International Supporting Group for Makoto). Japan  は、マリンバ奏者・名倉誠人の演奏活動を応援し、それを通して文化振興に寄与しようと、1998年に発足しました。

皆様のご入会を心よりお待ちしております。

■会員の特典

1、会報のご送付

  会報「ISGMakoto通信」を年2回の予定でお届けします。

  *名倉誠人の「NYだより」連載!

2、演奏会チケットの優先予約

  一般の前売りチケット発売開始前にご予約できます。

3、チケットの割引

  ISGM.Japan主催コンサートの場合、会員は10%のメンバーズ割引があります。

 

■後援会の活動内容

1、名倉誠人コンサート、公開レッスン、海外コンサートの旅、懇親会などを企画。

2、会員自身が名倉誠人のコンサートをコーディネートしたり、主催したりもしています。

3、「ISGM新曲委嘱基金」を通して、新しい音楽の創造に直接、会員が参加しています。

 

■年会費 (入会金不要)

① 個人会員  1,200円     

② 家族会員(個人会員プラス家族) 1,700円

  *年会費の有効期限は、毎年度4月1日から3月31日です。

  *別途システム利用料として110円/年をご負担いただきます。

ISGM新曲委嘱基金について

 名倉誠人の重要なミッションである、「マリンバのためのオリジナル作品を創造」を助けるために、この基金は、2001年に発足しました。これまで、各国の優れた作曲家達に委嘱した作品は、独奏曲、協奏曲、室内楽曲など、その数は20曲を超え、それらの作品は、マリンバのための重要なレパートリーとなって、世界中の奏者たちによっても演奏され始めています。

 現在、第11回目の基金募集が始まっています。2024年秋に世界初演を迎える、マリンバとバリトンのための歌曲集を、アメリカ人作曲家ベンジャミン C.S. ボイル氏に委嘱します。

 ご興味のある方は、下のフォームからご一報ください。ご賛同の方法についてお知らせいたします。我々の時代の音楽の創造に、皆様のお力添えをお願いいたします。

ISGM 特別賛助会「シルヴェイナス」について

 名倉誠人の音楽活動をより積極的に支援する、特別賛助会「シルヴェイナス」も2014年に発足しました。公演やCD製作への助成活動を行ったり、ご希望者には個人で新曲を「作品単位」で委嘱する活動もプロデュース。名倉誠人お気に入りのワインを味わう、楽しいパーティも行い、この会の名物となっています。

 詳しくは、下のフォームからお問い合わせください。